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クラウドファンディングについて


手数料は12%~17%(readyfor.jp)
プラス
商品の準備・発送代・スタッフ人件費
例:
目標金額 100万円 5000円×200人
リターン商品原価 50万円 
手数料  17万円
発送費用  200円×1000円=20,000円
========================
差引 30万円前後では???→→→→ これは、スタッフ人件費で消えるのでは???
事業の「広告費」として考える、、、しかし、これでは本来の「資金調達」という面では成功するかどうか、微妙なところである。
目標金額を高めに設定するしか、、、。

※目標金額の資金を前もって準備しておく
もしくは
※ケタ外れの企画力

※リターン商品原価を安価にする→→→→原価を安価にすることはしたくない

=====参考:失敗についての記事(転載:https://relic.co.jp/battery/articles/3515

進化するIoTスマート照明「onia」

https://www.makuake.com/project/onia/
onia(オニア)はスマホアプリでコントロールすることで便利が膨らむLED照明であり、昨年Makuakeを通じて開発されました。
上下2段に別れた構造でそれぞれ14色のカラー選択が可能であり、5段階の光量調整やタイマー機能などすべてスマホから操作できます。
また、oniaは使用者の”感情”と”使用環境”に注目して開発され、リラックスしたい時、元気になりたい時、盛り上がりたい時、癒されたい時などカラーセラピーの概念を取り入れ完成されました。
優れた性能を持ったこのoniaですが、「自分磨きにお金と時間を投資する女性」が当初の顧客像だったのに対し、プロジェクトのキュレーターが提案したターゲットは「パーティが好きなアクティブな男女」と、想定したものに大きな違いが生じ、最終的には明確なターゲットを絞り込めずどちらにも振り切れず中途半端な内容になってしまいました。
また、プロジェクト開始から3日ほどで成功は難しいと判断されたのか、当時Makuakeで公開待ちだった別のプロジェクトにリソース割いた方が良いとテコ入れをやめたのです。
すなわち、プロジェクトを自ら途中放棄したような形であり、積極的なPR活動をしなかったため、募集終了時には目標額の半分にも満たない結果となりました。

サイクリングをしながら発電&充電できるガジェット「Atom」

https://camp-fire.jp/projects/view/3820
サイクリング用のアクセサリーを制作している会社「Sive Cycle」が作成したAtom(アトム)は、Kickstarterで1000人以上のサポーターから1000万円以上の支援金を集め製品化が実現しました。
これは国内では未発売であったこのAtomを、CAMPFIREを通じて日本展開するためのプロジェクトです。
Atomは自転車に搭載できる、軽量(300g)で高効率な発電機です。 自転車に乗りながらモバイル機器の充電ができます。
USB経由での充電に対応しているため、スマホやカメラを持って出かける際の充電が可能です。
Kickstarterでは大成功を収めたこのAtomですが、国内展開した際には支援者はたった5人のみ、100万円の目標額を遥かに下回る87,500円しか集まりませんでした。
Atom自体はたしかな優れものであるため、もし、同じ製品で再びプロジェクトが立ち上げられれば、成功となる可能性はあり得そうです。

Destroy Minas Tirith

https://www.indiegogo.com/projects/destroy-minas-tirith
ピータージャクソンが監督を務めた超大作映画『ロードオブザリング』に登場する巨大な城塞都市「Minas Tirith(ミナス・ティリス)」を現実世界に再現しようというプロジェクトが、イギリスの建築家チームにより立ち上げられました。Indiegogoにて出資者を募集しましたが、目標金額はなんと18.5億ポンド(3,600億円)と超高額です。
完成すれば世界的な観光地になること間違いありませんが、ただ建造物のレプリカを作るのではなく、作品と同じく多くの人々がそこで生活し、仕事ができる環境そのものを実現させることを目指しています。
しかし、いくらなんでも3,600億円はあまりにも無謀すぎるため、結局プロジェクトは失敗に終わりました。
これまでクラウドファンディング史上最高額の資金調達となったのはKickstarterのPebble Timeの22億円であるため、もし仮にこのプロジェクトが達成されれば、ぶっちぎりの1位となるだけでなく、クラウドファンディング業界を揺るがす新たな歴史の1ページとなっていたことでしょう。

超小型ドローン「ZANO – Autonomous. Intelligent. Swarming. Nano Drone.」

https://www.kickstarter.com/projects/
スマホと接続し、写真や動画の撮影ができる超小型ドローン・ZANO(ザノ)は、アメリカのクラウドファンディングサイト・Kickstarterを通じて開発されました。
性能の高さやビジュアルの魅力などから、4億円以上の資金を集め、「ヨーロッパ最大の超小型ドローン」のキャッチフレーズのもと注目を集めました。
ところが、完成予定を間近にして、15,000台あったオーダー数に対し出荷されたのはわずか600台のみであり、その600台すらも操縦がまともに出来ない不備の多いものとなってしまいました。
さらに、ZANOを製作した会社は倒産し、現段階では返金の目処が立っておらず、今のところ支援者にはZANO本体はおろか、出資したお金すら手にできていないため、不満の声が寄せられています。

洗剤なしで洗濯物がキレイに洗える「Crystal Wash 2.0: Clean Laundry with No Detergents」

https://www.kickstarter.com/projects/
洗剤なしで洗濯物がキレイに洗えるCrystal Wash 2.0(クリスタル・ウォッシュ)は、バイオセラミックスで汚れをキレイに落とし、何度でも使えるユニークなボールです。
スマホと連動し専用のアプリを使えば、洗濯の記録や洗剤と比べていくらお得かなどをスムーズに表示してくれます。
このプロジェクトはKickstarterにて実施され、洗剤を使用しない洗濯といった画期的なアイデアが多くの人々の関心をそそりました。
一見面白そうなプロジェクトですが、いざ実行してみたところ、発送日が遅れたり起案者の連絡不足など、さまざまな問題点が浮上。
また、ボールに含まれている水分子を縮小させるといった科学的根拠の裏付けが取れていないため、効き目を発揮しない製品なのではと物議を醸す結果となり、結果プロジェクトは白紙となりました。

低価格なデルタ方式3Dプリンター「Tiko」

https://www.kickstarter.com/projects/tiko3d
低価格なデルタ方式3Dプリンター「Tiko」は、1台あたりの価格が21,500円という価格と意匠性の高さから世界中で話題に。
Kickstarterでも記録的な成功を収め、約3億3000万円の資金を集めました。
しかし、開発能力不足と資金繰り悪化を理由に、最終的に頓挫しました。
開発元は、支援者向けに約16,000セットを製造し、4,100台を出荷したものの、「製品のクオリティが期待されていたものと比べて低く、まともに動作しない不良品である」と、製品を受け取った多くの支援者達から批判を受けています。
3/4以上の製品は未出荷状態のまま開発を中止となりました。
さらに、Tikoを未だ受け取っていない支援者への返金は不可能としています。

ヘルメット内側にナビ映像が出る「SKULLY AR-1」

https://www.indiegogo.com/projects/skully-ar-1
SKULLY AR-1(スカリーAR1)はバイクヘルメットです。
GPSを搭載しており、ナビゲーションをヘルメット内に表示することができます。
自動車のバックミラーのように、背後の映像をヘルメット右下に表示したり、次にどちらを曲がるか、ナビゲーションをしてくれたりします。
まるでSF映画のような機能で注目を集め、Indiegogoで2億6000万円を集めました。
創業者は、努力したものの資金難によりプロジェクトは頓挫したと公表しました。
しかし実際は、創業者がお金を個人的な目的で使い込んだことがが発覚。
集めた資金で高級スポーツカーを購入したり、ファーストクラスの飛行機でハワイへ行ったりしていました。
当然Skully社は業務を停止し、破産することを発表。出資者にお金が返済されることはなく、
商品であるオートバイ用ヘルメット「AR-1」届くこともなかったそうです。

セルフィードローン「Lily Camera」

https://www.indiegogo.com/projects/lily
セルフィードローン・プロジェクト「Lily Camera」は、セルフィー(自撮り)をするためのガジェット。
空中に投げるだけで自動で飛行を開始するという革新的な発想と、高画質なビデオ撮影を売りにネット上で話題を集めました。
人を自動で追尾する機能も搭載しています。さらにイノベーション・アワードを獲得し、高い注目を集めていました。
約39億円という膨大な資金を集めましたが、製造や配送のための資金繰りに失敗したことが明らかになりました。
また、ソフトウェアの開発も上手くいかず終了。Lily Cameraの予約者には返金されることとなりました。

ポータブル洗濯機「Dolfi」

https://www.indiegogo.com/projects/dolfi
Dolfi(ドルフィ)は、超音波で洗濯物を洗う機械で、手のひらに収まるほどのサイズです。
眼鏡で使われている超音波洗浄機を、普通の洗濯物に使うというアイデアです。
旅行先に持って行く衣類を減らしたい、でも自分で洗濯するのも面倒。
そんなとき、Dolfiなら手間を減らすことができます。1億円以上の資金に成功しました。
ところが、キャンペーン終了から2年経っても出荷の見込みが立っておらず、案の定大炎上。
返金を要求する声が後を絶ちません。
さらに問題なのは、実際に洗っているデモ動画がないこと。DolfiはIndiegogoのプロジェクトですが、Indiegogoでは実演動画なしでも募集を認められています。
実演動画がないため、プロトタイプが存在しない可能性があり、そもそも実現できるのか不明ということも考えられます。

多機能クーラーボックス「Coolest」

https://www.kickstarter.com/projects/ryangrepper/coolest
「Coolest」はブレンダー、LEDライト、Bluetoothスピーカー、充電用USBポートなど、飲み物を冷やす本来の用途とはまったく関係ない機能を盛り込んだクーラーボックスです。
大ヒットの予感と騒がれ、約12億円のクラウドファンディング史上最高調達額を記録し、2014年ベスト発明とまで言われました。
しかし実際のところ、設計・製造の問題が山積みで、出荷が先延ばしに。集めた出資は1人21,900円でしたが、よくよく計算してみると、その値段では原価割れなことが判明。
売れば売るほど赤字の状況となりました。そして出荷再開時には、「追加出資10,600円を払った人にのみ届ける」と発表。出資者たちの怒号の嵐が吹き荒れる結果となりました。

まとめ

さて、今回は「注目されていたのに失敗してしまったプロジェクト10選」について紹介しました。
開発した製品自体に欠陥があったり、掲載ページやPR活動に問題があったりと、様々な原因で失敗した事例がありましたが、クラウドファンディングを活用してプロジェクトを実行する際には、スタートした時点からゴールまでのプロセスをきちんと予測し、段階的にクリアしていく必要があります。
今後クラウドファンディングに挑戦される方はぜひこの失敗事例を踏まえたうえでトライしてみてください。

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